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公開最終審査会レポート

2019.10.16 水

10月16日(水)、第21回写真「1_WALL」の公開最終審査会が行われました。「1_WALL」は、1次審査、2次審査を通過した6名のファイナリストが個展開催の権利をかけてプレゼンテーションを行い、その場でグランプリが決まる、他にはないコンペティション。グランプリ受賞者には、個展制作費として30万円のサポートという特典付きです。また、近年映像作品も増えていることから、今回は写真「1_WALL」史上初めて、オンラインでの応募を受け付けました。はたしてどんなアーティストがグランプリを獲得したのでしょうか。
このレポートでは、第21回写真「1_WALL」公開最終審査会の様子をたっぷりとお伝えします。

FINALISTS
片山逹貴、今村紗矢香、Ryu Ika、岡崎果歩、魏子涵、溝渕亜依
※プレゼンテーション順・敬称略

JUDGES
沢山遼(美術批評家)
田中義久(グラフィックデザイナー/美術家)
野口里佳(写真家)
姫野希美(赤々舎代表取締役 ディレクター)
増田玲(東京国立近代美術館主任研究員)
※五十音順・敬称略

審査会当日、多数の応募者の中から選ばれた6名のファイナリストが、ガーディアン・ガーデンに集合しました。そして、審査員による作品チェックが行われます。続々と一般見学者たちも集まり、今回も会場はいっぱいになりました。ファイナリストによるプレゼンテーションとともに、審査会スタートです。

プレゼンテーション&質疑応答

片山逹貴「息の波」

本作品は、複数人の人物がレンズに向かって息を吹きかける様子を撮影したもの。もともとは自分自身が映るセルフポートレート的な作品だったが、2次審査で審査員の方と話してアップデートしたいと思い、本作品を制作した。一つのモニターにつき一人が映っていて、息が合いそうで合わないところと、さらに気づかないうちに混じり合っていくところが面白いと感じている。本作品を通して他者との距離感について考えていきたい。個展では、たくさんのモニターを使って映像作品を作る予定。過去に制作したものを加えたい。

Q.野口:映像とヘッドフォンから流れる息遣いは、どのように制作したの?
A.片山:映像は一人一人撮影し、音声も別々に録ったが、音声は全員分まとめてヘッドフォンから流している。

Q.沢山:ポートフォリオの作品は、息を吐くことによって映る白いもやが完全になくなり顔が見える瞬間があったが、今回は違うようだ。息の量はそれぞれの裁量に任せているの?
A.片山:任せているのではなく、全員に息は最後まで吐き切るようにとお願いしている。

Q.田中:ポートフォリオの作品から、被写体など変更したのはなぜ?
A.片山:ポートフォリオは映像の中で完結する作品だったが、今回はあくまで展示作品なので、展示で完結するという思いでチャレンジをしたつもり。

今村紗矢香「わたり」

タイトルの「わたり」は、“渡る”という意味と“この辺り”という二つの意味を込めたもの。地元である滋賀県の家の近辺で撮影することで、自分が写真を撮る理由を探そうと思った。子どもの頃から自分はどこかよそ者のような感覚があり、最初は何か共感できるものを探そうとしていたのだが、今は自分と自分とは違うものの境目に立つことで、写真が自分をすり抜けて誰かと対峙できるような作品でありたいと思っている。個展では、先月亡くなった祖父が残した地図帳の印を辿り、そこで撮影した写真を加えて展示を行いたい。

Q.野口:写真のイメージはどのように選んだの?
A.今村:ポートフォリオは同じイメージのものが多かったが、今回の展示作品はさまざまな場所、ものを撮影した。

Q.沢山:撮影した場所は、同じ町?
A.今村:全ての写真が、私の地元である同じ町で撮影したもの。実家から徒歩5分圏内の場所。

Q.姫野:先月亡くなったおじいさんは、今村さんが撮影をする上でどんな存在なの?
A.今村:祖父はずっと滋賀に住んでいて病気で外出することもあまりできなかったが、私が撮影した写真を見ては地図帳を広げてお互い会話し、写真が一つのコミュニケーションツールとなっていた。写真を撮ることで、祖父を外に連れ出したい気持ちもあった。

Ryu Ika「Big Brother is Watching you」

内モンゴル出身の私は、日本のバラエティーが大好き。しかし初めて日本に来た時、空港や駅、電車、お店などどこへ行っても変化がなくて嘘臭く、テレビで見ていた印象とまるで違うことに驚いた。現実世界の日本は実は大きな舞台セットで、その世界にいる人は全て役者なのかもしれないと感じた。その後、内モンゴルへ帰ると本性や欲望をむき出しにしている役者を多く見て、リアルさを感じることができた。その本性を探ることが、真実と虚構の裂け目へ導く糸口になるかもしれないと考えている。タイトルの“Big Brother”は私のことで、この大きな舞台の視聴者でもあり監督という立場でもある。

Q.沢山:作品の真ん中部分の写真以外は、人物の顔が全て隠れている。これは、世界の嘘臭さや薄っぺらさと関係しているの?
A.Ryu:顔を写さないことで、アイデンティティーがないことを表現したかった。真ん中部分にある写真も、実は網で顔を隠していて、私の中では完全には顔を出しているとは思っていない。

Q.田中:今回の作品は故郷である内モンゴルが撮影の舞台だったが、他の国でも同じことができそう?
A.Ryu:今も交換留学で行ったフランスやエジプトの作品を作っていて、どこでもできると思っている。今回は展示場所に制限があったため、一つの国にした。

Q.増田:Ryuさんは虚構の舞台を見ている“Big Brother”だということだが、役者でもある?
A.Ryu:“Big Brother”だと思っているが、役者の一人かもしれない。私の存在は誰かが見ているかもしれない。

岡崎果歩「なまもの」

今回の作品は、2016年から撮影してきたものから選んだもの。人に見せると「透明感がある」と言われることが多く、その“透明感”とは何なのかを探るために展示を行った。現時点で辿り着いた答えは、“なまもの”。さらにその先に何かあるのかもしれないと考えたが、今回はその先は鑑賞者に委ねようと思い、2枚だけを展示。この2枚の写真が鑑賞者の目に美しく映っていればいい。個展では、写真を大きく引き伸ばしてカメラのファインダーを覗いた中いっぱいに広がる景色や覗き込まないと見えない作品などを展示したい。展示作品を見ることで、鑑賞者に明るい気持ちになってもらえたらと思っている。

Q.沢山:ポートフォリオの中にはたくさんの写真があったはず。そこから2点だけ選び横に並べたことで、どうしても2枚の写真に関係性を見出そうと思ってしまうが、どう考えているの?
A.岡崎:卵と人の写真なので、生まれてから育っていくという時間の経過を感じてほしいという狙いがある。そこまで感じ取ってもらえなくても、時間の経過をネガティブに捉えるのではなく良いものと思ってもらえたら。

Q.増田:鑑賞者に美しいとか、ポジティブな印象を受けてもらえたらと言っていたが、個人的にはポジティブな印象を受けない。自分の感覚と他人の感覚が違うと感じることはある?
A.岡崎:これまで作品を見てもらった人は自分と近い感覚を持った人だったので、あまり感じていなかった。だが、感覚は人それぞれなのでそこは鑑賞者に委ねたい。

Q.姫野:なぜ“透明感”というものを追い求めているの?
A.岡崎:友人などの周りの人に作品を見せると、よく“透明感”という言葉が出てきて、それが何なのかといつもモヤモヤしていた。その正体を知りたかったので。

魏子涵「情動の匂い」

ネットでよく見る動物の映像は人間のような仕草をしていて、それを私たちはかわいいと思ったり、面白いと思ったりする。私はこれまで10匹のペットを飼ってきたが、手放してきたことを悲しいと思ったことはない。初めて動物園に行った時、人にとって動物はどんな存在なのか気になった。誰もが無意識に「かわいい」と言うが、それは主観的な想像を見ているのにすぎないのかもしれない。動物を匂いで判別すると、動物というものを擬人化して捉えるのではなくものとして見られるようになったので、今回のような日本酒を使った展示にした。個展では、大きなサイズの写真と日本酒の瓶をセットにして展示したい。

Q.田中:動物の匂いとお酒の匂いをかけ、日本酒の一升瓶はメタファーなのだと伝わってくるが、魏さんは日本酒の瓶に対してどのくらい執着心があるの?
A.魏:動物園に初めて行った時に動物の匂いに包まれた経験があり、動物は匂いだと気付いた。日本に来てから居酒屋でアルバイトをした時に初めて知った日本酒も、中身を空けても残るほど匂いの印象が強かったため。

Q.野口:動物園の風景を写した大きなサイズの写真は、動物と人間を切り離したのはなぜ?
A.魏:動物園の動物は人間と日々暮らしているため、動物らしさと人間らしさ両方を持っている。しかし、動物の世界と人間の世界を分けて見せたかったので切り離した。

Q.姫野:一升瓶の存在も大きいように感じる。これに対してどう思う?
A.魏:グループ展でスペースが小さいため、このような展示になった。

溝渕亜依「大袈裟に、そして不規則に降り積もる雪の下の風景」

私たちは、これまで培ってきた知識や経験があるがゆえに、ものそのものを率直に見ることができない。赤いものを見ればりんごだと決めつけてしまうように、知識や経験という“雪”が降り積もることで、その下にある元の風景が見えなくなってしまう。しかしカメラは、私たちが本来見ていたものを映し出してくれるのではないか、そんな思いで写真を撮っている。作品の中心は、プール、パイロット、サボテンの写真だ。個展では壁4面を利用し、それぞれの壁を起、承、転、結とし、新たなストーリーを作り出せたらと考えている。

Q.野口:写真のサイズの決め方は?
A.溝渕:インスタレーションを決めてから、重要性に合わせて決めている。サイズが大きいものは、そのインスタレーションを組み立てる上で重要性が高いということだ。

Q.姫野:タイトルに込められた意味とは?
A.溝渕:人は誰しもこれまでの経験から頭で考えてしまい、雪の上の風景しか見ておらず、もともとの風景は見ることができていない、という意味を込めている。

Q.増田:リアルなサボテンとフェイクのサボテンを一緒に写している写真は、人間的な頭で見るのではなく、本来の目線で見るということだと思うが、撮った後にそれを考えるのか、それとも撮る前に被写体を選んで撮っているか、どちらなの?
A.溝渕:写真を撮る時は、人間的な頭が働く前に撮るようにしている。人間的な頭が働いていると気付いた瞬間に、シャッターを切るのをやめる。

 

 

講評&審議

片山逹貴「息の波」について

野口「プレゼンを聞いて彼がやっていることもわかったし、誠実に制作していることも伝わり、良い展示だった。しかし、こぢんまり見えてしまった」

沢山「シンプルで明快な仕組みを使っている、それが彼の良いところ。しかし、個人的にはポートフォリオの時のように、片山さん自身が被写体となっているコミカルな作品が面白かった」

田中「片山さん自身はポートフォリオの作品よりもアップデートしたとのことだが、もともとの人との距離感を測るあの感じが良かった。今後どうなるのか興味がある」

姫野「ポートフォリオの時の、息遣いをコントロールできない感じが面白かった。今回は息が合わないことが面白いと話していたが、逆に辻褄が合ってしまったようで残念」

増田「グループ展ならではの制約があったためにこのような展示にしたのだろう。しかし、ポートフォリオの時の核のようなものから遠ざかっているような感じがして、残念だ」

今村紗矢香「わたり」について

沢山「タイトルが象徴的で、丁寧に見ていくととても感動的な作品。単なる身辺記録ではなく、考えて撮られているなという印象。一見地味に見えるが、すばらしい作品だ」

増田「よく考えられた作品。おじいさんが残した地図帳を手がかりに個展をやると言っていたので、個展を見たくなってしまった。今日のプレゼンの中で一番インパクトのある言葉で、これは彼女の才能だ」

姫野「劇的なシーンがあるわけではないが、目に見えるものだけでなく揺らぎのようなものまで写している。次の作品もぜひ見てみたい」

田中「写真一枚一枚から今村さんが考えていることを把握できるわけではないが、質問すると明快に回答があった。それくらい強い思いで写真に臨んでいるのだろう」

野口「今村さんにとって、写真を撮ることが人生において必要だということが伝わってくる写真。まさに写真の力を感じるような作品だった」

Ryu Ika「Big Brother is Watching you」について

姫野「ポートフォリオの時から、1枚ずつの写真のインパクトは群を抜いていた。故郷を写しているがゆえに、溢れ出す生々しい雰囲気が見え面白い。とても力強い作品だ」

沢山「スケールの大きさが印象的。一つの曼荼羅のような作品だ。この世界は舞台であるという彼女の考え方自体はありふれているが、再構築することで力強い作品になっている」

野口「ポートフォリオを見た時から、力強い作品だと感じた。彼女はこれからもどんどん制作できるだろう。ただ、展示作品はポートフォリオの作品を超えてきていない気がする」

田中「どんなものがあっても、自分の方に引き寄せるRyuさんのパワーを感じる。しかし、これが自分の故郷ではない場所を撮影した場合、どこまで持っていけるのか」

増田「ポートフォリオも良かったが、展示も良い。同じ作品でも違う見せ方ができる人だと評価できる。相当頑張ったのだろうと思うが、一方でこの展示が成功しているかどうかはわからない」

岡崎果歩「なまもの」について

沢山「透明感、綺麗さという彼女が言いたいこともわかるが、その写真が持っている危うさの方が肝になっている作品だ。パッと見た時には綺麗だが、よく見ると気持ち悪く見え、そこがポイントだったのではないか」

野口「沢山さんが言う通りだが、作品が矛盾を抱えるのは悪いことではない。まず、プリントがとても綺麗。ただし、作品自体は気持ちが悪いところも。そこが彼女の魅力」

田中「彼女は綺麗さと気持ち悪さのどちらも持つ作品だということがわかっている。これを見て透明感を感じられるか? と試されているような気持ちになった。写真の強さを感じる作品だ」

姫野「透明感という言葉で終始テーマがくくられていたが、そこではない角度から写真を見つめることができたのではないか。魅力的な写真だ」

増田「今回の展示の中で一番びっくりした作品。とても丁寧な仕事をしていて良い。写真を撮ることイコール、探っていくこと。彼女がやっていることは良いことではないだろうか」

魏子涵「情動の匂い」について

田中「ポートフォリオを見ていた時から、展示がどうなるのかを楽しみにしていた。個人的には、一升瓶は置かずに写真だけの方が匂いを感じられるのではないかと思った。合体させる必要はなかったのではないか」

野口「一升瓶を飾るという試みは面白いが写真が見えにくくなってしまっているのは、残念。せっかく良い写真なのにもったいない」

沢山「本来のテーマをきちんと伝えているのはメインの写真ではなく、一升瓶に貼られた写真だということに懸念がある。ただ、彼女が写真をどう捉えたいのかという考えには共感できる」

姫野「ポートフォリオは面白かった。今回の展示で一升瓶の存在感があまりにも大きく、今回はなかった方が良かったのではないか」

増田「日本酒を展示したことを受け止めきれずにいる。発想自体は面白いが、やはり動物の匂いそのものよりも日本酒の匂いの方が意識に入ってきてしまった。仕事として丁寧な点は評価できる」

溝渕亜依「大袈裟に、そして不規則に降り積もる雪の下の風景」について

野口「ポートフォリオの時の展示プランよりも、実際の展示の方が断然良い。写真のセレクトに疑問は残るが、良い方向に向かっていると思う」

増田「ポートフォリオの時には彼女がやりたいことを誤認していたようだが、今回の展示を見て、プレゼンを見てわかった。すごく難しい作業に取り組んでいるようだ」

姫野「写真の力そのもので成り立ったのではないか。その方が、私は腑に落ちる作品になったのではないかと思う」

沢山「ポートフォリオで見た印象と、展示作品の印象が大分違う。今回の展示作品は知的に作られているなという印象を受けた」

田中「自分が共感や興味を持てる作品だったが、彼女が言葉にして整理すると印象が違うように感じた」

こうして、審査員による講評タイムが終了しました。
そして、いよいよ投票へ。審査員の方には良いと思ったファイナリストを2名選んでいただきました。

投票結果

沢山:今村・Ryu
田中:今村・Ryu
野口:Ryu・岡崎
姫野:片山・Ryu
増田:今村・岡崎

集計すると、Ryu 4票/今村 3票/岡崎 2票/片山 1票という結果になりました。そこで、2回目の投票を行う前に、票を入れたファイナリストの作品に対して、審査員の方にそれぞれ評価するポイントや個展に期待するところなど、ひと言ずついただきました。

片山逹貴「息の波」について

姫野「映像作品として彼がやろうとしていることに新鮮さを感じ、可能性を感じた」

岡崎果歩「なまもの」について

野口「数ある写真の中で2点だけ展示し、とても良い展示になった。個展も良いものになるだろう」

増田「作品自体の存在感があり、いろいろと考えさせる作品だった。常に新しい問いをたてる作品の作り方も評価できる」

今村紗矢香「わたり」について

沢山「写真が本来持っている力を感じさせる作品。限定された場所で撮影しているが、大きな可能性を持っている」

増田「個人的なものと普遍的なものどちらも写してあり、バランスがとれた作品。展示としてもまとまっていた」

田中「写真の良さを再認識させられる作品。今村さんとRyuさん、二人がそういう意味で引っかかった」

Ryu Ika「Big Brother is Watching you」について

姫野「前回は作風が誰かと似ている感じがしたが、今回は自分の写真を見つけたな、到達したなという感じがした」

野口「ポートフォリオを超えてきていないとは思いつつ、可能性を大きく感じた」

田中「写真っていいな、と感じられる作品だ」

沢山「スケールの大きさや彼女自身を“Big Brother”として役割を振るキャッチーさなど、とても良かった」

 

それぞれ票を投じたファイナリストに対して審査員から思いをお話しいただいたところで、最後は一人に絞って投票をすることになりました。
結果は、Ryu 3票/今村 2票。最後まで票が分かれたものの、3票を獲得したRyu Ikaさんがグランプリに決定しました!Ryuさん、グランプリおめでとうございます!
最後の最後まで結果が見えなかった今回の公開最終審査会ですが、グランプリが決定し幕を閉じました。

Ryuさんの個展は約1年後に同じ会場(ガーディアン・ガーデン)で開催される予定です。ぜひ、みなさんお楽しみに!

FINALISTSインタビュー

Ryu Ikaさん グランプリ決定!
前回の「1_WALL」で奨励賞に選んでいただき、今回が2回目の挑戦でした。審査員の方からありがたい言葉をたくさんいただけた上に、まさかグランプリを獲れると思っていなかったのでとても驚いています。個展では、立体的な会場の中で薄っぺらい虚構の世界を作り上げ、いろいろな人に見てもらえたらと思っています。

片山達貴さん
とても緊張しましたが、展示作品自体はとても満足できています。2次審査で審査員一人一人からアドバイスをもらえたことが、とても良かったです。映像メインの作家はまだあまりいないしチャンスだと思うので、次の「1_WALL」もまた応募したいです。

今村紗矢香さん
展示をすることが学生時代以来初めてだったので不安もありましたが、審査員の方から貴重な意見をもらえてすごく勉強になったし、展示することができて良かったです。今後も変わらず写真を撮り続けていきたいです。

岡崎果歩さん
いろいろな人のサポートを受けて、ファイナリストに選ばれて展示をすることができ、感謝しています。2次審査で審査員の方からアドバイスをいただき、それを受けて作品を作ったので妥協のない展示ができたと思います。「1_WALL」に応募して本当に良かった!

魏子涵さん
審査員の方から展示方法について指摘をもらい、写真の内容はもちろんのこと、展示方法ももっと考えたいと思いました。今回のシリーズは動物をテーマにしましたが、今後は動物以外も撮り、展示方法も変え、来年の「1_WALL」もチャレンジしたいです。

溝渕亜依さん
「1_WALL」に応募したのは、今回が4回目。毎回審査員の方のコメントをもらえるのが嬉しかったし、励みになり、次も頑張ろうと思えました。今回の作品は今のベストを出せたと思っているので悔いはないですが、課題が山積みなのでまたこの先も頑張っていきたいです。