第3回写真「1_WALL」
「表現」がますます多様化してきている現在、「表現する」ということに真剣に向き合う人たちと一緒に、新しい表現を考える場にしたいと思っています。そこには、ひとつひとつ壁を乗り越えていってほしいという気持ちと、壁一面に作品を表現してもらいたいという願いをこめました。
応募・審査は全て終了いたしました。
「1_WALL」展会期中に公開で行う最終審査。ファイナリスト6 名は展示作品とグランプリ後の個展プランについてプレゼンテーションします。ポートフォリオ、展示、プレゼンテーションを基にした議論を経てグランプリを決定。
2 次審査を通過した6 名のファイナリストによるグループ展。各自一壁面( 縦:2.5m× 横:3.85m)を使い作品を展示。展示されている作品はもちろん、展示空間の使い方や見せ方も含め評価されます。
天野祐子
1985年生
武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。 武蔵野美術大学大学院写真コース修了
いしかわみちこ
1986年生
武蔵野美術大学映像学科卒業。 武蔵野美術大学大学院在学中
伊藤哲郎
1981年生
武蔵野美術大学卒業
神崎雄三
1984年生
立命館大学理工学部機械工学科卒業
金瑞姫
1987年生
多摩美術大学卒業。 東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻在学中
山野浩司
1982年生
日本写真芸術専門学校卒業。代官山スタジオ入社。 現在、間仲宇氏に師事
審査員と1 対1 のポートフォリオレビュー。ポートフォリオをもとに、作品や制作の動機を目の前の審査員に直接言葉で伝えることができます。レビュー終了後、審査員全員で審議をし、ファイナリスト6 名を決定。
ポートフォリオによる審査。デザイン、イラストレーション、写真など、第一線で活躍する審査員と事務局が、様々な視点から審査し、二次審査に進む30 名を決定。後日、審査コメントを応募者全員に送ります。
(写真家)
写真家1964 年東京都生まれ。 1992年、東京綜合写真専門学校在校中にオランダ・ロッテルダム写真ビエンナーレに招聘される。 1997年、日本写真家協会新人賞、第13回東川町国際写真フェスティバル新人作家賞、2000 年、第19回土門拳賞を受賞。 写真集に『Spider’s Strategy』『In-between 12 金村修 ドイツ、フィンランド』『German Suplex』ほか、著書に『漸進快楽写真家』がある。
(写真家)
1963年和歌山県新宮市生まれ。2000年に写真集『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。近著に『Water Mirror』(Case Publishing/日本芸術写真協会)、『SAKURA』(edition nord)、『Étude』(SUPER LABO)、『海と山のあいだ』(amanasalto)、『意識の流れ』(edition nord)、『Atelier of Cézanne』(Nazraeli Press)等。
(写真研究者)
(アートディレクター、パブリッシャー)
デザイン事務所「マッチアンドカンパニー」主宰。2005年に写真集レーベル「M」を立ち上げ、写真集販売会社「bookshop M」を設立。2008年より世界最大級の写真の祭典「PARIS PHOTO」に出展しつづける等、独自の姿勢でものづくりに取り組み、世界を視野に〝日本の写真集の可能性〟を追求している。
(美術評論家)
美術館学芸員。京都大学文学部卒業。著書『高松次郎 言葉ともの ―日本の現代美術1961-72』(水声社)を刊行。ほかに『写真、芸術との界面に』(青弓社、日本写真協会賞)、『野島康三写真集』(赤々舎)、『大辻清司 出会いとコラボレーション』(共著、フィルムアート社)などがある。