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1_WALL

第10回写真「1_WALL」

「表現」がますます多様化してきている現在、「表現する」ということに真剣に向き合う人たちと一緒に、新しい表現を考える場にしたいと思っています。そこには、ひとつひとつ壁を乗り越えていってほしいという気持ちと、壁一面に作品を表現してもらいたいという願いをこめました。

受付・選考期間

応募・審査は全て終了いたしました。

審査結果

公開最終審査

グランプリ

「Decontamination ―(除染)」
山下達哉
1982年生/福井県出身
人の手によって元に戻すことのできない地の存在や
消すことのできない記録や記憶を
写真によって深く意識しようとしている。

公開最終審査

「1_WALL」展会期中に公開で行う最終審査。ファイナリスト6 名は展示作品とグランプリ後の個展プランについてプレゼンテーションします。ポートフォリオ、展示、プレゼンテーションを基にした議論を経てグランプリを決定。

「1_WALL」展

2 次審査を通過した6 名のファイナリストによるグループ展。各自一壁面( 縦:2.5m× 横:3.85m)を使い作品を展示。展示されている作品はもちろん、展示空間の使い方や見せ方も含め評価されます。

二次審査通過

ファイナリスト

  • 「u」

    阿部夏澄

    1981年生

    日本女子大学人間社会学部文化学科中退

  • 「pin HOLE」

    小池裕也

    1987年生

    東京工芸大学芸術学部写真学科卒業

  • 「sample」

    茶谷真以

    1982年生

    東京外国語大学卒業

  • 「未来SOUND」

    水島貴大

    1988年生

    東京ビジュアルアーツ卒業

  • 「Decontamination ―(除染)」

    山下達哉

    1982年生

    福井県出身

  • 「透き間」

    若山忠毅

    1980年生

    早稲田大学芸術学校空間映像科卒業

審査員奨励賞

  • 佐々木謙介

    町口覚選

  • 新居上実

    鷹野隆大選

  • 山崎雄策

    土田ヒロミ選

  • 鈴木まいこ

    姫野希美選

  • 佐藤美佳

    増田玲選

二次審査

審査員と1 対1 のポートフォリオレビュー。ポートフォリオをもとに、作品や制作の動機を目の前の審査員に直接言葉で伝えることができます。レビュー終了後、審査員全員で審議をし、ファイナリスト6 名を決定。

一次審査通過

一次審査通過入選者

  • 阿部直樹
  • 阿部夏澄
  • 新居上実
  • 飯沼珠実
  • 大塚広幸
  • 梶屋実花
  • 春日玄
  • 加納亨真
  • 小池裕也
  • 駒瀬由宗
  • 櫻井数馬
  • 佐々木謙介
  • 佐藤美佳
  • 鈴木まいこ
  • 高田有輝
  • 竹下修平
  • 茶谷真以
  • 栃丸大悟
  • 鳥尾佳佑
  • 中村悠希
  • 西井知早
  • 菱沼勇夫
  • 松下初美
  • 松田雅史
  • 松本晃
  • 水島タカヒロ
  • 宮高奈美
  • 山崎雄策
  • 山下達哉
  • 若山忠毅

ポートフォリオ審査

ポートフォリオによる審査。デザイン、イラストレーション、写真など、第一線で活躍する審査員と事務局が、様々な視点から審査し、二次審査に進む30 名を決定。後日、審査コメントを応募者全員に送ります。

審査員

  • 鷹野隆大

    (写真家)

    1963年生まれ。主な写真集に『IN MY ROOM』(蒼穹舎)、『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing)、『カスババ』(発行:大和プレス/発売:アートイット)、『α』(SUPER DELUXE)、『まなざしに触れる』(共著、水声社)。2006年に第31回木村伊兵衛写真賞受賞。

  • 姫野希美

    (赤々舎代表取締役 ディレクター)

    2006 年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に200冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』、第43 回同賞の藤岡亜弥『川はゆく』などがある。2018年より大阪芸術大学教授。

  • 土田ヒロミ

    (写真家)

    1939年福井県生まれ。主な作品に「俗神」(1976)、「ヒロシマ」(1985)、「砂を数える」(1990)、「BERLIN」(2011)など。2008年土門拳賞受賞。作品コレクションは東京都写真美術館、ニューヨーク近代美術館、パリ・ポンピドーセンターなど。

  • 増田玲

    (東京国立近代美術館主任研究員)

    1968年神戸市生まれ。筑波大学大学院地域研究研究科修了。1992年より東京国立近代美術館に勤務。担当した主な展覧会に「ジョセフ・クーデルカ展」(2013年)、「奈良原一高 王国」(2014年)、「トーマス・ルフ展」(2016年) など。

  • 町口覚

    (アートディレクター、パブリッシャー)

    デザイン事務所「マッチアンドカンパニー」主宰。2005年に写真集レーベル「M」を立ち上げ、写真集販売会社「bookshop M」を設立。2008年より世界最大級の写真の祭典「PARIS PHOTO」に出展しつづける等、独自の姿勢でものづくりに取り組み、世界を視野に〝日本の写真集の可能性〟を追求している。